東京労組とは

私たち東京労働組合は、個人でも加入できる労働組合として、総評時代より50年以上にわたって活動してきました。総評解散後、1990年1月に現在の組合名称に変更、法人登録をしました。東京労働組合は、全国労働組合連絡協議会(約50万人)と全国一般全国一般全国協議会(約1万人)に加盟しています。東京労働組合には、製造、印刷、運輸、流通、医療、福祉、教育関連等様々な業種で働いている労働者、労働組合が加盟しています。現在、東京労働組合には、60を超える単位労働組合と3500名を超える組合員が加盟しています。

また、50年を超える活動の歴史の中で、多くの倒産、解雇、賃金未払、職業病、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント等の労働相談を受けつけ解決してきました。更に、派遣法が成立後、急速に増えた非正規労働者の雇止め解雇事件や、労働条件の改善に向けた活動も東京労働組合は取組んできました。

東京労働組合は、中小企業で働く労働者や非正規労働者を主な対象として、労働組合作りの助言や指導を行い、組合結成後は、団体交渉等に出席し、職場で働く組合員と一緒になって、労働者の切実な要求を実現するために活動をしています。労働者を取り巻く環境はかつてないほどに厳しさを増しています。解雇や嫌がらせ等が横行し、労働者の人権を無視するような風潮が職場で強まっています。

東京労働組合は、多くの労働者と手をつなぎ労働者が安心して働き暮らせる社会を目指し、今後とも活動を進めていく決意です。労働者の皆さん!何かあれば、東京労働組合に気楽に相談しにきて下さい。お待ちしています。

委員長挨拶

東京労組委員長 中村 賢(ナカムラ マサル)

私は、2015年10月の第27回定期大会で執行委員長に選任され就任しました。組合員によって決議された運動方針に則って日々労働組合活動を行っています。

私は、1964年7月生まれで19の時から働き続けています。本格的に組合活動を始めたのは28の時で、組合員が一人も居ない職場と組合員がちゃんと居る職場の両方を経験しています。その上で思うことは、職場に組合員が居るのと居ないのとでは大違いだということです。会社は、労働組合があると「会社の都合だけの好き勝手が出来ない!労働組合と協議するのは一々面倒臭い!」なんて思うのでしょう。しかし、会社の利益を担っている労働者=社会で暮らして行くために働いている人達が、労働組合を結成し、対等な立場で会社と協議して行くことは、会社の将来にとっても社会的に考えても良いことなのではないかと思います。

東京労組は、個人加盟の合同労組です。働くことによって暮らして行かざるを得ない人なら、どんな枠にもとらわれず、老若男女一人でも誰でも加入出来る労働組合です。憲法で保障されている権利の下、働く人の労働条件などについて会社と交渉をしている労働組合です。 昨今、労働相談や医療相談などでは、誰にも相談できず、悩みに悩んだ末に相談に訪れる方が増えているのが現状です。労働組合の無い職場では、労働基準法違反どころか最低限の労働条件も保障されず人権さえ否定されている職場も少なくありません。体調を崩すほど悩む前に是非とも東京労組にお越し下さい。一緒に労働組合を結成し仲間を増やしましょう。
東京労組は、企業や雇用形態・地域等、一切の枠を超えた横の繋がりで連帯しています。それぞれ色々な事情を抱えながら働く人が、暮らしを少しでも良くするために一人一人の組み合わせによって団結し会社と交渉し、闘い続けている労働組合です。

労働相談については、執行部による充実した体制をとっております。どうぞお気軽に連絡して来て下さい。

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