職場点検を基礎に、 労働条件改善・団結強化を勝ち取ろう
DIY(DO-IT-YOURSELF)というのは、自分たちのことは、人の手を借りずに、自分でやろうという運動です。
あなた方の職場では、法律の定める条件は、きちんと護られていますか。それを点検し、護られていない場合には、その遵守を要求し、働きやすい職場を実現していきましょう。また、社会保障制度の中で、労働者にどのような権利が保障されているかを知り、自分たちの権利の実現を確保していきましょう。
そこで、以下で、労働基準法、女性労働、非正規労働、労災保険法の4つの領域について、現実レベルで問題になるであろう基礎的な事柄を解説し(他の社会保障制度については、これらの領域に関連する場で、必要に応じて、触れていきます)、そのような運動の一助にしたいと、思います。また、東京労組の組合員でない方々も、これを基礎に、ご自分の職場環境・労働条件について、点検してみて下さい。
なお、ここで触れるのは、ごく基礎的なことです。現実の職場は、多種多様で、問題の起こり方は、きわめて複雑です。ですから、細かな事柄については、ここで述べたことを基礎に、「個別相談」という形で、対応させて下さい。
東京労組顧問・中央大学名誉教授 近藤昭雄